路上ライブ
美容師時代の7年前に、四ヶ月ほど出張に行った愛知県のプラージュで働いてた時の話しです。
最初は春日井市駅前にある春日井店で働いてました。
マンションの一階に店があり、上の階に寮として使ってる3DKの部屋があったので通勤はとても楽でしたね。
他に寮生は居なくて元々、三人で使う部屋を一人で使ってたので快適な寮生活でした。
一ヶ月ほど経って、電車で10分ほどの名古屋北部の大曾根店に転勤になりました。
名古屋ドームに歩いて行ける所で中心街ではないけど、そこそこ栄えた場所です。
仕事は8:30~19:00までだったので、春日井店の時は店の自転車でいろんなスーパーを回って晩飯を買いに行ってたんですけど、大曾根店の時は帰りに途中下車してスーパーに寄って買い物をして帰ってました。
この、大曾根駅の周辺は路上ライブをしている若者が沢山いて、よく演奏を聞いてから帰ってました。
ある日、キーボードを使って路上ライブをしている女の人がいました。
宮崎奈穂子っていう当時25歳のシンガーソングライターでオリジナル曲やカバー曲を歌ってたんですけど、すごくいい感じで手売りのサイン入りCDを思わず買ってしまいました。
今年の6月にデビュー10周年記念アルバムとして、ビクターから初めてメジャーCDを出したんですけど、それまでは店頭にはCDは置いてなくて、路上ライブをしながら手売りでCDを売ってたそうです。
その日も夜行バスで東京に戻るって言ってましたけど、当時は武道館ライブを実現するためにいろんなところで路上ライブをしてました。
武道館ライブを出来るくらいまでチケットも売れて、武道館ライブは実現したんですけど、テレビにはほとんど出ていなくて、YouTubeでの動画アップが多いですね。
買ったCDを寮に帰って聞いてみたんですけど、何かが違ってました。
路上ライブでの感動が無いんですよね。
生歌とCDでは全然違う感じでした。
今でも路上ライブは続けてるみたいで、地味なアーティストですけど努力家なので、買ったサイン入りCDが価値が出るくらい頑張ってくれたら嬉しいです。