鳥を掴む男
大阪で難波の「かぐや姫」で働いてた時の話しです。
三つ年下で、鳥取出身で甲子園に出たスタッフが居ました。
チームのキャプテンで、1回戦で当時強かったPL学園と当たり1回戦で敗退したそうです。
卒業後、野球の実業団のチームがある会社に就職したけど、片を壊して美容師に転職したそうです。
一人暮らしで、当時人気の赤いフェアレディZに乗ってて、ヒップホップのダンスも踊れるイケメンでした。
何より凄いと思ったのは彼女が8人いることで、それも隠れて付き合ってるのではなく、みんな了承済みで付き合ってるということでした。
それで、慰安旅行で琵琶湖に行ってミシガン船に乗った時のことなんですけど、船の周りに何処から来るのか沢山のカモメが集まってくるんですよねぇ。
それで、そのスタッフが手にスナック菓子を持ち、近づいてきたカモメを素手で掴んだんです。
掴まれたカモメは、くちばしで手をつついてそのまま飛んでいきましたけど、さぞかし驚いたでしょうね。
人間に近づくのがトラウマになったかもしれないですね。
それにしても飛んでる鳥を素手で掴むとは、さすが甲子園に出ただけのことはありますね。